お葬式の費用はどれくらいかかる?
お葬式を行うにあたって気になるのが「お金のこと」。
恐らく多くのご遺族が、それまでお葬式を取り仕切った経験がほとんどないため、相場がつかみにくいものです。
そこで、お葬式にまつわるお金について解説します。
葬儀の費用について
平成26年1月に発表された財団法人日本消費者協会のアンケートによると、葬儀にかかる費用の全国平均は188.9万円。
平成15年のときは236万6千円でしたので減少傾向にありますが、決して安い値段ではありません。
経済状況の影響もあり、「お葬式にあまりお金をかけられない」という流れは今も続き、利用者の目もいっそうシビアになってきています。
無駄なお金をかけないためにも、何にどれくらいの費用がかかるのかの基本情報を知っておくことが大切です。
葬儀にかかる費用の内訳
葬儀にかかる費用は大きく分けて、祭壇や火葬料などの「費用一式」と参列者へのおもてなし「飲食接待費」、戒名や読経など「寺院への費用」があります。
お葬式にかかる費用の全国平均188.9万円の内訳は、葬儀一式が122.2万円、飲食接待費が33.9万円、寺院への費用が44.6万円となっています。
葬儀一式費用
「葬儀一式費用」は祭壇、棺などの「葬儀費用」と火葬料や霊柩車代など葬儀社以外の業者に支払う「実費費用」があります。
一般的には実費費用のなかに「飲食接待費」が含まれることが多いです。
おもな 葬儀費用 |
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おもな 実費費用 |
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飲食接待費
飲食接待費とは、お通夜の際に行う「通夜振る舞い」や、最近では火葬されている間に行う「精進落とし」などに出される料理や飲み物代のこと。
料理の内容や参列者の人数によって大きく変動し、とくに「通夜振る舞い」は参列者の人数が予想以上に多かった場合は、予算がオーバーすることがあります。
「故人はグルメな人だったから料理はいいものを」「ご馳走を振る舞うよりも、少人数でゆっくりお別れをしたい」など、限られた予算のなかでどこに比重を置くかはご遺族の考え方次第になります。
また、基本的に精進落としは、ご遺族・親戚といった近親者のみに用意します。
そして、葬儀社のパンフレットなどを見る際に注意したいのが、料金の内訳について。
「基本プラン」「まるごとパック」といった商品のなかに、飲食接待費が含まれていない場合があるので、何が入っていて、何が入っていないのかをしっかり確認しましょう。
寺院への費用
お葬式の形は日本人の9割が仏式といわれているので、僧侶へのお布施が必要になるのが一般的です。
お布施とは、お経を読んでもらったことと戒名を授けてもらったことに対するお礼を意味します。
お布施の金額はお寺の格式や住職の考え方、地域によって異なります。
お布施をいくら払えばいいか迷ったら、葬儀社に相談しましょう。
葬儀費用のトラブル
「契約したとき説明されたサービスの内容とは違った」「後から高額な料金を請求された」など、葬儀費用に関するトラブルは多々起こります。
こういった問題を避けるためには、事前の説明が丁寧で見積もりをしっかり出してくれる葬儀社を選びましょう。
東京豊島区にある岡田葬儀社はご遺族をしっかりサポートいたしますので、ぜひご相談ください。